73人が本棚に入れています
本棚に追加
「そりゃー…アイリーンだって、味方全滅にされて、城一番の護衛であるはずのロイド殺されて、弟のような存在であるベルまでも殺されたら出て来ちゃうわ。
俺だったら自殺するわ。てかベルが死ぬとこなんて初めて見たんですけど?どんだけ下手なんだよオマエ」
「うっ…うるさいうるさーーーいっ!!俺だって必死にやってるわ!!可愛い可愛いアイリーンの目の玉がぽーんしてる死に際なんか見たくないわ!!!」
そう枕から顔をあげてわめくシンは、本当に瞳がうるうるしていて、もう既に限界がきていることがよく分かる。
それもそのはず…、今日は日曜日で、昨日の22時にこの部屋の主、千秋のもとへ訪れては、一晩中、ずっとこのゲームをやっていたのだ。
「分かった分かった、とりあえず朝飯にしよう、なっ?」
既に朝の11時で、朝飯というには遅過ぎると思うが、千秋のその一言で2人は朝食をとることにした。
最初のコメントを投稿しよう!