師匠と弟子

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「失礼しまーす」 ノックをして部屋に入る 散らかった床の空いてるスペースを見つけ、ベットに近づく それにしてもおかしいな、昨日部屋の掃除をしたばかりなのに 強盗でも入ったんじゃないかと思うような散らかり具合だ 散らかした張本人はベットで気持ち良さそうに寝ている 「起きろー」 と、耳元で言うが反応無し 仕方がないので頬を引っ張ってみた 「う~ん、な…に?」 まだ寝ぼけているようだけど、一応目を覚ましたみたいだ 「もう朝だから、起きろ」 そう良いながら、僕は布団を剥いだ 眠気を無くすため最後の追い討ちをかけるた僕だけど、奴は体を丸くして 「もう…ちょっと。あと…」 と言いかけた これはあと5分、と言うのがセオリーだけど奴はそこまで甘くない 「あと…5g」 何が!? もはや単位が時間でもない どんな夢見てんだよ 料理でもしてるのか? お前料理全くできないだろがぁぁぁ っと言うツッコミの衝動を抑えて、とりあえず一発殴っといた
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