星明かりと廃墟

5/5
前へ
/5ページ
次へ
「アンデッドって、ファンタジーが過ぎるだろ。」 「君は理解力が乏しいようだな、ならばはっきりと言おう。」 「なんだよ?」 「生き返るチャンスをやろう。」 「……え?」 さすがにたまらず疑問符を浮かべる。 「まあ、詳しいことは省く、せいぜい頑張れ。」 そう声の主が告げると同時に、世界は元の漆黒へとフェードアウトを始める。 ……意識が暗転する刹那 寂しそうな白い少女が見えたのは、恐らく俺の気のせいだ。
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加