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意識が薄い…
ここはどこだ?
俺はだれだ?
何故体が動かない?
て言うか…
「なんでこんなとこに居るんだよ、俺は…」
見渡す限り、黒黒黒…
漆黒が辺りに渦巻いている。
まるで意思のある一つの生物のように、周りをとりまく。
意識が覚醒し、自由になった体を起こし辺りを見渡す。
ふと、暗闇から誰かが話しかけてくる。ひどく濁り、ノイズの入った声だ。
「少年」
「ッ!!だれだ!?」
少年が声を荒げて反応するも、
声の主は至って落ち着いて答える。
「その質問に答える気はない。」
「なんだと…」
少年の意見には聞く耳も持たず、声の主は続ける。
「君は死んだ。」
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