いつもの日常 その一

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翌日 いつもの時間にアラームが部屋中に鳴り響く 莉奈は携帯のアラームを止めベッドから立ち上がる その時、不意に目に入った制服を見て険しい顔をした 「だから嫌だったんだよ・・・遠出の高校は・・・」 彼女は引きこもっているが一年前まではしっかりと高校に通っていた その高校は偏差値が非常に高く、並大抵の学力でも落とされるとされていた 彼女は学力が優秀で親からも期待されており、実力でその高校に入れた しかし、優秀過ぎるその性格により「いじめ」を日々受けており嫌気がさし不登校に陥ってしまった 「・・・別にニートになろうが少しは働けばフリーターって呼ばれるからそれでいいし」 そう言って彼女はキッチンに向かった 冷蔵庫を開けて冷凍食品を取り出しレンジで温めた その間に、彼女はパソコンを機動させると一件のメールが届いている事に気がつく そのメールの内容は 『貴方の願い、叶えます エンジェルエッグ委員会』 と言う内容だった ふと莉奈は昨日ブックマークしたページを思い出した いかにも怪しいこの内容に疑問を感じたからである
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