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彼女は覚束ない足取りで玄関まで行き、除く
するとそこには
「莉奈?夕食持ってきてやったから開けろよ…もしかして寝てるんじゃないだろうな?」
私は玄関のチェーンを外し鍵を開けた
「あぁ…けーくん いつもありがとねぇ」
彼の名前は須賀圭太
この下の階に住む私の幼馴染だ
この時間帯になるといっつも夕食を持ってきてくれるんだよね
すると彼は部屋に入るなり、呆れ口調で言った
「ハァ…またこのMMOやってたのか…」
それに対して彼女は少し怒った感じに言った
「むぅ…けーたんだって今もやってるじゃん」
流石に図星だったのか圭太は何も言い返せなかったようだ
それから持ってきた夕食を机に置き、向かい合って食べていた
「んうぅぅ 流石はけーたんのマーボー 美味しいねぇ」
「…褒めてもなんもでねーからな」
とこのように他愛の無い会話を繰り広げながら夜となっていった
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