いつもの日常 その一

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彼女は覚束ない足取りで玄関まで行き、除く するとそこには 「莉奈?夕食持ってきてやったから開けろよ…もしかして寝てるんじゃないだろうな?」 私は玄関のチェーンを外し鍵を開けた 「あぁ…けーくん いつもありがとねぇ」 彼の名前は須賀圭太 この下の階に住む私の幼馴染だ この時間帯になるといっつも夕食を持ってきてくれるんだよね すると彼は部屋に入るなり、呆れ口調で言った 「ハァ…またこのMMOやってたのか…」 それに対して彼女は少し怒った感じに言った 「むぅ…けーたんだって今もやってるじゃん」 流石に図星だったのか圭太は何も言い返せなかったようだ それから持ってきた夕食を机に置き、向かい合って食べていた 「んうぅぅ 流石はけーたんのマーボー 美味しいねぇ」 「…褒めてもなんもでねーからな」 とこのように他愛の無い会話を繰り広げながら夜となっていった
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