プロローグ

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電車から降りたあとはくだらない話などをしながら高校に向かって歩いた。 クラスはソラ以外は一緒だからソラとは別れ教室に行く。 これがいつもの朝の風景。 少し変な話もあったがいつも通りの日常がおくれていた。 教室での授業は先生にというよりカナにバレないように寝る。 体育のときは人並みにやるようにしている。 体育のときのレイジなんかは女子にキャーキャー言われている。 「相変わらずの人気ですねぇ」 サッカーの試合の合間に嫌みのように言う。 「お前も本気を出せばオレみたいになるよ」 「否定はしないんだな…」 とは言うもののレイジは誰もが認めるイケメン。 しかも頭脳明晰、運動神経抜群、完璧な男子だ。 オレは顔は良くて中の上、頭は中の下、運動神経は上の下ぐらいだろうか。 正直勝てる気がしない。
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