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学園長の部屋
コンコン
カガナ「失礼します」
オダナ「何じゃ、カガナ」
さっき転移したカガナが学園長の部屋に居た
カガナ「あの2人の…
正体を知っているんでしょ
学園長、教えてください」
カガナはいつもより真剣な表情で問い詰めた
オダナ「あの2人から聞いてないのか」
オダナがカガナに聞いた
コクリ
カガナは頷いた
カガナ「あの2人は学園長から聞けって言ってました」
オダナは決心した表情になった
オダナ「フム
そうか。そう言うなら
あの2人は帝じゃ」
これを聞いたカガナは唖然とした
カガナ「帝!?あんな子供がですか?
どの帝なんですか!?」
オダナ「あの方々は
………無帝様と紅帝様だ」
カガナ「あんな子供が!?
最強と呼ばれているあの
無帝様と紅帝様!?」
オダナ「あの子達はギルドの世界と森しか知らん
森で拾われ、ギルドで育ったのだ
多分、人間の子供という存在も、ここに来て知ったのじゃろ
何も知らんのじゃ。闘うことしか知らぬ子供じゃ
だからと言って態度を変えてはいかぬ
いつも通りに接しなさい」
オダナは命令した
カガナ「わかりました
岩帝様」
そう言い、右手を胸に持っていき、お辞儀をした
そして転移した
窓には、紅い蝶が飛んでいた
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