わかってたつもり

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緑side@ やすの部屋の前につき 鍵を開けようとすると 開いていた 緑「不用心やな、」 とくに気にも止めず入る 緑「あれ、誰か来てる?」 みたことない靴がひとつ きっと友達と家呑みでも したんやろかな 緑「おじゃましまーす」 べつになにもないけど なぜか小声でゆっくり 中に入ってゆく 緑「あれ、おらへん」 リビングには誰もいなくて ただ呑んだあとだけ 緑「もー、片付けやな」 ぐちぐちいいながら 缶を拾ってあげてる俺 緑「どんだけ呑んでん、」 ゴミを片付け寝室へ いかなきゃよかった 知らなきゃよかった 緑「‥や、す?」 青「あぁっ‥!っくら!」 そうか、全部つもりだったから 愛し合ってたつもりだから 全部しってたつもりだから こうなったんだ やすは俺だけを見ていない 気づいていたのに 全部わかってたつもりなのに 目の前にすると崩れた 全部全部、崩れ落ちた 俺が気づかないふりしてたら 少しは違ってたのかな なにもかもわかってたつもり end

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