魔王の前で

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僕の言葉に、カーナも嬉しそうに微笑む。 そして、言った。 「主。いえ、カムリン。良かったわね・・・・・漸く解放されたのね・・・・・。 長かったわ。本当に」 そう言って、微笑んで僕を抱きしめるカーナ。 僕の事を、本当に喜んでくれているのが伝わってくる。 嬉しいな。 「さて。喜びは此処までだ」 ノアールが声を上げた。 皆、ノアールに注目する。 「さて。反逆者。ビビディ。 貴様の処罰を決めなくてはならないようだな」 目を細めて、殺気を放ちながら、言うノアールは迫力があった。 さすが、本当に魔王と呼ばれただけの事はあるよね。 僕は、目をキラキラさせてノアールを見ていたらしい。 後で、聞かされて凄く恥ずかしかった。 ビビディは悔しそうに震えながらも、ノアールを見上げる。 「死、死んだ奴が・・・・再び集まるなんて・・・・・聞いた事無い・・・・・しかも・・・・ガキだった筈のカムリンを主にして・・・・・だと・・・・・・・。 何なんだ・・・・一体・・・・それも、何百年も経って・・・・・・忘れた頃になって・・・・・。 何だって、四天王まで味方に引き入れてやってるんだよ!」
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