おまけの話

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そう言ったリンを複雑な表情で見つめる武。 「なんだか、また・・・・雰囲気が変わったな・・・凛は。お前は、本当にこっちに来て神になったんだろうね。 とても、私の息子だったとは思えない程だよ。勿体無い程だ」 なんだか、しみじみと言った武の表情は複雑だった。 その言葉に、リンは微笑んで言った。 「武さん。私は、そんなに大した者ではないんですよ?唯、命が大好きなだけです。私は、命の輝きが本当に大好きなんですよ。あれほど綺麗な輝きは有りませんよ? そして、それを守っていく事に喜びを感じるようになってしまったんです。元々、命は大好きでしたからね。本当に。今は、沢山の命達が私と共に在りたいと言ってくれる。そして、ずっと一緒に居てくれると言ってくれる。こんなに嬉しい事は無いでしょう?楽しい事は無いでしょう?今は、本当に毎日が充実して楽しいんですよ。心からそう思えるんです。 ですが、今は、彼女達の事が先ですね。良いですか?ラファエル?」 リンの言葉に、真剣な表情で頷いてラファエルは言った。 「はい!大丈夫です!命の保持は整ってます!後は、その流れを変換させるだけです!」 その言葉に、リンは頷くと言った。 「ロイ。結界の保持は頼みましたよ?行きます!」 そう言った瞬間。リンの身体の周囲に強い光が巻き起こる。そして結界の端に逃げ込んでいた愛羅と完全に人の姿では無くなってしまっていた彼・・・・・真の身体を光の粒子が包み込み始める。 二人は逃げようと身体を捻って動き始めては居たが、粒子の速度はそれ以上だった。 二人の身体を完全に包み込んで、そのままに二人の身体を宙に持ち上げて行く。 暴れて逃げようとするも、一切自由が効かないようだった。唯、二人の目線が不安定に彷徨う事で、拒絶している意思と不安な思いが伝わってくるようだった。 二人の身体を自分の近くに引き寄せてリンは言った。 「不安に思う必要は有りません。さあ。目を閉じてゆっくりお休みなさい。貴方達は双子として、再び生を受け直すのです。このまま、この世界で、新たな教育を受けて生き直していただきますよ?向こうの世界の事は残念ですがお忘れになって下さいね。貴方達の為には決してなりませんから。他者を蹴落とし嘲り優越感に浸る生き方はこの世界には似合いません。 私も好きではありませんからね・・・・・・・。さあ。愛羅さんも真さんも。お休みなさい」
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