1 挑戦状

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手元にあった携帯電話が着信音と共に光り出す。 メールだ。 こんな真昼間から何だと思いながらも、携帯を開いてディスプレイを覗く。差出人はクラスメートであった。 「今から集まって勉強会って…やる気出ねぇよ。馬鹿」 全く。携帯電話を閉じてベットに投げる。床にふて寝をしながらもう一度野球について考える。 「俺にとって野球は…」 そう言いかけた時であった。一階のほうから母親から自分の名前を何度も呼ぶ声が聞こえる。 めんどくさい何て言える訳もなく、仕方がなしに清田は重い腰を上げる。 最近体の疲れがとれない。何だかんだで自分も年をとったなと実感。 一階に降りると何だか母親が慌てた様子で速く来なさいと急かして来る。見れば片手に受話器を持っている。 自分に電話?もしかしてさっきのメール捲った事なのか。 何て考えながら受話器を受け取る。 「もしもし。ただ今変わりました。清田修二ですけど・・・えっ!?」
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