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ここは―…?
なんだか寒いけれど、身体の芯はあったかい。
視界の中は暗い青一色で支配され、何処まで続いているか分からない闇を先に見据えては、大小様々な気泡がこぽこぽと上がっていく。
息は出来る、水の中ではないのかな?じゃあ、この青は何なんだろう。
こんな、妙な状況に動じずにいられる自分に違和感を覚えたけれど、少し考えてみれば驚かないのは別に可笑しな事ではなかった。納得、とはいかずとも限りなくそれに近い思いを抱ける理由の様なものがあったからだ。
ふわふわと漂いながら、手や足に力を込めようと試みるも駄目。まるで、人形にでもなったみたいに揺れに身を任せるしかないらしい。
暫くぼんやりと漂っていると、いつの間にか眼前に人が立っていた。いや、この場合は浮いていたと言うのか。
すると、何処からか声が響く。
「私が教える。あなたは死ぬ」
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