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「最悪だぁー。」
本編の主人公水坂信一は、第七学区をもうスピードで走っていた。
理由は、簡単で実の妹との待ち合わせに遅れそうになっていたのだ。
「くっ。このままだと俺が遣られてしまう。」
信一は、スピードをあげた瞬間後ろからもうスピードの二人組が追いかけっこをしていた。
「待てぇぇー。ゴラァー!」
「待てと言われて待つ奴がいるか!
あぁ。もう不幸だぁー!」
その二人組は信一を追い抜いて消えていった。
「何だろう。走っている自分が馬鹿らしくなってきた。」
そう言いながらも走るスピードを落とさないで待ち合わせの場所に向かっていた。
第七学区ふれあい広場前‥
「遅い。」
本編の主人公の妹水坂憐は、一人実の兄である信一を待っているのだがなかなか姿を見せないでいた。
そのため、憐はイライラしていたのだ。
「憐!ごめん。待たせた。」
ようやく信一が現れて謝ってきた。
「いいえ〓。そんなに待っていませんよ。えぇ〓全く。」
憐は笑顔で答えてはいたが目は笑ってはいなかった。
「憐様。お荷物をお持ちしますのでそんな目で見ないで下さい。」
「当たり前です。さぁ行きますよ。」
憐は信一に荷物を持たせ意気揚々と
前を歩いていた。
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