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Tabooファイル1
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№0 水無月 桜花 ヨミ:ミナヅキ オウカ
性別 女
年齢 14
家族構成 父、母、双子の妹
Taboo選考理由 大量猟奇殺人
性格参考
・物静かであまり他人とは関わらない。
・妹を溺愛している。
・猟奇殺人の始めは両親からだが、妹は生きている。
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「こんな所か…」
たくさんのモニターがある謎の部屋で、そんな声がした。
ボイスチェンジャーでも使っているかの様なその造られた声に、背筋がぞくりとした。
「……主催者様。」
「ん、ああ…説明者達か、ご苦労」
持っていた資料から目を離し、側にあった紙束の一番上に乗せる。
一瞬、ちらりと見えたその資料の写真には―
俺が担当したグループの少女が写っていた。
「説明者は特にする事もないからな、帰ってもいいぞ」
主催者がそう言えば、他の説明者達はぞろぞろと出口に向かって行く。
俺は、一歩も動かなかった。いや…動けなかった。
「……君は帰らないのかな?安藤帝輝」
「…!いえ…そういう訳では…」
「ならば帰りたまえ。ゲーム開催の邪魔になるのでな」
主催者は俺に見向きもせずに、目の前にあるたくさんのモニターを見ている。
モニターの淡い光は主催者を照らす程でも無く、主催者の姿は見えない。
主催者はもう一度、先程の資料を手に取り、モニターと資料の写真を見比べている。
「…成る程、中々面白い」
主催者の造られた声にまた、背筋が凍りつくような感覚を覚えた。
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