新入り

2/4
前へ
/117ページ
次へ
ここは学園都市暗部組織『グループ』。 闇にいながら表舞台を守る組織である。 そこに、 「みんな、集まったかにゃー?」 ふざけた口調の金髪サングラスが口を開いた。 彼は土御門元春、『グループ』を(一応)まとめている。 「あァ、ンでよォ結局なンの用ですかァ?」 この独特のしゃべり方をしているのは一方通行、学園都市の第一位である。 「まったくよ。いきなり呼び出して、ちゃんとした用件じゃなかったら壁に埋めるわよ?」 「まあまあ結標さん、落ち着きましょうよ」 結標といわれた少女の名は結標淡希、能力は大能力者(レベル4)の座標移動(ムーブポイント)。 そして、結標をなだめたのは海原光貴(ただし偽名)、こちらは能力者でなく魔術師である。 どれもとても一筋縄ではいかない人物だ。
/117ページ

最初のコメントを投稿しよう!

60人が本棚に入れています
本棚に追加