命は儚く脆い

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そう言うと親父は立ち上がった。 「優ってピアノひけたよね?」 親父は首をかしげた。 「あ?あぁ。小さい頃に一応やってたからな….それが何?」 親父は頭をぽりぽり掻いた。 「うぅん、ちょっとね。」 何やら意味ありげな言葉を残すと荷物を持った。 「私はそろそろ戻るよ。手術が控えているからね。」 そう言い残すと、玄関へと向かって行った。
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