命は儚く脆い

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俺は痛む足を引きずりながら家についた。驚いた事に、鍵が空いていた。 「閉め忘れたのかな?危ねえー」 俺は1人ブツブツと家に入った。すると、ソファーにモゾモゾ動く影があった。 「ん?」 俺は忍足で近づいた。すると、そこには親父がいたのだ。 「なんでいるの?」 おれは、驚き声で言った。 「なんでって、ここ私の家だよ?」 「いや、そういうことじゃなくて 普通なら仕事で帰って来ないじゃん?休みなん?珍しいね。」 俺はテーブルにあったパンを手に取りかぶりついた。 「いやいや、今はねお昼休憩なんだよ。って言っても、もう夜の10時だけど。ちょっと、優の様子を見にね。」 そういうと、親父は立ち上がった。
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