冷やし中華､そして繋がる世界

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お盆ということもありファミレスは満席だった。
「いらっしゃいませ､スカイパークへようこそ｡お客様何名さまですか？」
僕は指を２本立てる。
「２名さまですね､少々お待ちいただきますがよろしいでしょうか」
「いいよね」
真希はこくんと頷く。
「待ちます」
と云って僕たちは待合席に腰をおろした。
それからお互いに近況を報告しあった。
いまどこに住んでいるのか､大学で何を専攻しているのかとかそういった他愛のない話｡そうこうしているうちに席が空き順番がまわってきたので､僕たちは店員に連れられ入口から一番遠い端の席へと移動した。