#2 四年

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三限目、HRのとこがで警報が入り 俺たちの避難訓練は始まる 「黒羽!」 「燃馬、どした?」 いきなり話しかけてきた、燃馬 まぁ、コイツは内容のない話が多い 「授業潰れて、嬉しいな!」 やはり 内容のない話 ガラララ、 扉が開き、担任の仲川先生が入ってきた 五分遅刻 珍しいが、五分ぐらいなら気にすることはない 「え、」 生徒の視線が先生に集まる 「今日でこの……このクラスは終わりです」 ざわめく 教室がざわめく 「さぁ、最後の授業をしましょう!」 指を鳴らすとともに、放送が入る ピー 耳が痛むような高い音 身体が熱くなってくる 中で俺じゃないものが動いている感覚がある プチっ 何か切れる音がしたこと思うと、辺りは謎の光に覆われた 俺は、その中で意識が遠のいていくのを感じた
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