13人が本棚に入れています
本棚に追加
「何が楽しいかって?…マコをからかうのが楽しいから一緒にいるんだろ」
ニコッと笑う彼の顔からは悪意などは感じ取れなかった。
僕には出来そうもない爽やかスマイル。
「あっそ」
僕は彼の言葉を無視して教室を出た。
みんなの視線が痛いから。
というか、彼が僕なんかといると逆に彼が嫌われてしまう。
事実、みんな僕たちの方を見てヒソヒソ話しているし。
「おい、マコが聞いてきたんだろー!?その反応はないだろっ」
彼はみんなの様子なんて気にも止めずに僕の後を追いかける。
最初のコメントを投稿しよう!