💡厄日

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「春ちゃ…色々、辛い…」 「当たり前。取り敢えず、先に薬な…」 普段滅多に入らないキッチンに入って、見よう見真似でおかゆ…らしき物を作って… おぼんに、おかゆと、薬と、新しい湿布を乗せて部屋に戻る。 「…春ちゃんの料理、超不安…」 「うっせ、さっさと食え馬鹿!」 無理矢理おかゆを食わせて、 嫌がる一也を押さえつけて薬を飲ます。 正直、酔った身体で暴れたから気持ち悪いんだよね…俺も…うぇ…。 「うぅ…鬼ぃ…」 「何とでも言え!ほら、次…マッサージしてやるから」 「……出来るの?」 「コレでもサッカー部だぞ?簡単なマッサージくらい出来る」 馬鹿にするな、俺だってコレくらい出来るんだ。 うつ伏せになった一也の足元に跨って、腰を優しく揉んでほぐしてやる。 そうすれば、程なくして聞こえてきた寝息。 あぁ…本当に、寝顔は無垢で可愛いんだから… 何て、顔が綻んじゃう。 熱で乱れた呼吸も、大分落ち着いてきた… これなら、明日一日寝てれば風邪のほうは治るだろう。 _
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