💡君ときどき父さん

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=Misaki= 一也に別れを告げて、もう一度"友達"の家に転がり込んだ。 一度は悟兄ぃに怒られて家に戻ったけど、何だか一也と合わせる顔が無くて… "友達"と一緒に居る所を一也に見られたって知って、自分の中でもう駄目だって思った。 一也の事は本当に大好きで、学校で人気の可愛い子に告白されたって全然胸はトキめかなった。 「…ぐすっ…う…」 「泣く位なら、何で別れよう何て言うのさ」 ぐしゃぐしゃ髪をかき回して、俺を慰めてくれる"友達"は何時だって俺の味方をしてくれた。 「…だって、だってぇ…」 「もう、本当馬鹿だね…」 甘えちゃいけないって分かってるのに"友達"の優しさに甘えちゃうんだ。 だけど、数日後には出て行きなさいって怒られた。 学校でも、バイト先でも全然身の入らない俺に痺れ切らしちゃったんだね… 「アンタね、いい加減にしなさいよ!!オヤジの反対位で諦めつくなら初めから好きだ何てヌかさないで!!」 思い切り背中をけられて、部屋を追い出された。 「…今度は彼氏、連れてきなさいよ…ね?」 綺麗で、優しい"友達"は俺の頬にキスをして"頑張れ!"って笑って送り出してくれた。 _
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