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「何だよこの猫!?」
「うっわー可愛い!!」
「何…兄貴が連れてきたの?」
「ねぇ…何で俺睨まれてんの?」
弟達が帰ってきて、子猫の存在に気づいての反応はそれぞれだった。
笑って拾ってきたって言ったら、皆呆れていたけど…誰も、捨てて来なさいとは言わなかった。
絵を描くにしても、何かを造るにしても…俺は家に居る事が多いんだ。
1人で一日を過ごすのは、何だか寂しかったんだ。
誰もいない、シンと静まりかえった家の中で…自分だけ取り残されたような、置いていかれたような気になる事が有ったんだ。
だから、子猫を拾って…一緒に過ごして、1人じゃない時間を過ごすのが、俺は少し嬉しかった。
「トマトと仲良くやってくれ!」
「「「何で白猫にトマトなんだよ!!」」」
俺の付けた名前には誰も賛同してくれなかった…
「ねぇ…なんで俺噛まれてんの?」
そして、何故かトマトは春くんに懐かない…何でだろうね。
※また猫か!思った方へ…猫が大好きなんです私。
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