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さおとるぱぱと、にぃたちと・・・あとしゅんと、いっしょで、さびしくないの。
でも、たまにままをおもいだしてないちゃうんだ…
―…にゃー…にゃぁ。
ままはどこにいるんだろ、まま…まま…
「…どうしたの?」
ないてたトマトをだっこして、なでなでしてくれたのは…ぱぱじゃなくてしゅんだった。
しゅんはいつも、トマトがないてるときてくれる。
いちばんにきづいてだっこして、なでなでしてくれるんだ…。
―…みゃぁー…。
「寂しいの?大丈夫だよ、悟くん直ぐ帰ってくるからね」
トマトがかんできずだらけのおててで、やさしくいっぱいなでてくれる。
「…良い子だね、トマト」
ー…みぅ…。
"ミルク""チビたん""ティアラ"…
にぃたちはトマトのなまえをよんでくれません。
だけど、しゅんはトマトをトマトってよんでくれます。
ままとおんなじやさしいこえで、いいこだね…かわいいねって。
しゅんはトマトからさとるぱぱをとるわるいこで、
だけど、ままみたいにやさしいから…きらいになれないの。
―…にゃー…。
さびしくて、さとるぱぱもいなくて、しゅんのおててがやさしいから…
しょうがなく…トマトはしゅんのおひざでおひるねするのです。
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