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キリの良いところで終わらせて 事務所に入る。 『失礼します。。。』 店長は真ん中においてある 八人掛けのテーブルで ご飯を食べていた。 『あぁ、佐藤さんご苦労様!  どぉ??初日は?  何か解らないことあった?』 優しい笑顔で聞いてきた。 『あ、大丈夫です。  教えてもらいながらですが  なんとか、、、』 仕事の内容では平気だけど、 他の事ですでに辞めたくなっている。 『とりあえず、今週はフロアーと 洗い物やってもらって、  来週からはレジやってもらおう と思ってるから!  みんな良い人ばかりだから  すぐ慣れると思うよ?  頑張って!』 頑張って、、、かぁ。。。 せめて教育係りが 女の人だったら まだよかったんだけど、、、 更衣室に入り1人でブツブツ言っていると 『コンコンッッ』 ドアがノックされた。 『おはよー!!』 元気な挨拶と共に入ってきたのは 綺麗なお姉さん。 お互い自己紹介をして 少し話した。 お姉さんは 垣内 洋子さん 年は27歳だそうだ。 どうりで大人っぽいとおもった。 背は高め、、、 多分165はあるだろう。 髪は金髪に近いが、 巻き髪でナチュラルメイクと、 とっても清楚な雰囲気。 黒髪にしたらデパートの 店員さんみたいな感じだ。 『みんな仲良いから楽しいよ!』 と言っていた。 実際今日一日働いただけだけど、 みんな優しくて 良い人だと思った。 年も離れているせいか 中学校の時のような雰囲気には ならなさそうと少しだけ 気が緩む。 とりあえず、 1ヶ月は頑張ってみようと決めた。
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