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｢よぉ、きぃー…
何食ってんだ？｣
｢んぁ…もりちゃん！
何ってぇ……ポテトサラダだけど？
もりちゃんも食べるぅ？｣
あれれ？
もりちゃん顔ひきつってるよー
イケメンが台無しじゃん…(笑)
｢どーやったらポテトサラダが
そんなに真っ赤に染まるんだよ…｣
｢……？
どーって…
一味をちょぉっとかけただけだよー
もりちゃん大袈裟すぎぃ｣
あははっ、て
笑って言うと遠い目をしてる
もりちゃん。
｢おまえ、味覚大丈夫か…？
病院行くか？つーか行ってこい。
どんだけ一味かけてんだよ…
ポテトサラダになんか
恨みでもあんのか？あ"ぁ？｣
｢…？｣
味覚？
別に大丈夫だと思うんだけどなぁ
一味美味しいし…
……恨み…？
…！
……そっか…
｢もりちゃんは…タバスコ派なの？
俺、タバスコも好きだよぉ？
一味の方が好きだけど…｣
きっともりちゃんは
タバスコが好きすぎて
一味を批判してるんだね。
タバスコ以外はみんな邪道なんだね！
そんな顔してるよ。うん。
よく見ればほらぁ、
顔にタバスコ派って書いてある
…ような気がしないでもないし！
｢でも一味も美味しいよぉ？｣
俺もわかるなぁー
マヨラーとかケチャラー見ると
味覚大丈夫ぅ？
って思うもん。
それとおんなじだねぇ
｢…いや、待て。
どうしてそうなった？
ついに頭やられたか？一味のせいか？｣
｢えー？
…じゃぁ、わさび派？
日本人って感じだねぇー｣
｢一旦辛いもんから離れろ。｣
……え…
じゃぁ、まさかのマヨラー？
｢もりちゃん…マヨネーズは
コレステロールが高いかr
｢ストーーーーーップ。
取り敢えず落ち着け馬鹿。
お前は一体なんの話してんだよ
なに真顔で緊迫感
醸し出してんだよおいｯ｣
……えぇ？
違うのぉ？
じゃぁケチャラー？
甘党？
辛党なら嬉しいのになぁ…
でもタバスコ派でも一味派でも
わさび派でもないって……
んー？
てことは、
からし派？七味派？
｢俺、もりちゃんがわかんない…｣
｢俺もお前がわかんない。｣
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