そのよん。

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扉を開けると、 そこには…………… 「…ぇ?」 生徒会メンバーが 全員揃ってた。 転入生……もとい咲くんも。 何故か、俺が買いだめしてた お菓子たちが食べられてる。 食いかすが書類の上に ポロポロと……じゃなくて、 「…えっと……?」 何しに来たんだろぉ… 仕事しに来てくれたのかな、 とも思ったけど、 どーやら違うらしい。 みんな凄いこっち 睨んできてるし… 「…会計。 単刀直入に言う。 てめぇが咲を襲わせたのか?」 「…………………は?」 ……その言葉の意味を理解するのに 時間がかかった。 そして、理解した瞬間、 呆れた。 だれかータスケテー この人頭オカシイヨー 「しらばっくれないでください! 貴方が、制裁の指示を 出したのでしょう?」 …救急車ぁー だれかー救急車よんだげてぇ 「お、おい!お前ら 友達を責めるなんてサイテーだ! きい、俺は謝ってくれれば それでいいから!な?」 お前は星に帰れー。 何気に会長と副会長 落ち込んでるんだけど… 「「咲やっさしぃー! ほら、下半身馬鹿、 さっさと謝りなよー」」 「………。」 えーっとぉ、 なになに? 俺が加害者だと思われてんの? 「なんかぁ、誤解してなぁい? 俺がそんなことする訳 ないじゃーん。」 「ハッ……どーだかな」 「仮に誤解だとして、 喧嘩の弱い貴方が どうやって咲を助けたんです? 貴方の命令で、 彼等は動いてた、 それしか考えられません。」 副会長って、 こんなキャラだっけ? 喧嘩は確かにできないけど、 弱い訳じゃないし。 …たぶん。 「ほらみろ、 何も言えねぇんじゃねーか。」 ポルターガイスト おこしてもらいましたぁ なんて言えないでしょ このバ会長ー 「はぁ……もぅどーでもいーよ。 俺、仕事あるから。」 なんか、一気に疲れた。 部屋で仕事するぅー…… 「きい!逃げんなよ!」 「「逃げるなんてサイテー! 謝りなよー!」」 なんか喚いてるけど 知らない。 俺、今怒ってるんだから。
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