そのよん。

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□■□■□■□■□ side??? 中庭で、黄依を 見つけた (最近全然話してなかったな) そう思って声をかけようとしたが、 聞こえてきた呟きに 思わず足を止めた。 「……笑わなきゃ」 …生徒会の奴等のせいで 黄依が追い詰められてる。 それは、前々から 感じていたこと 「きい……」 俺はそれが、どうしても 許せなかった。 皆に優しい黄依 いつも笑顔で でも、本当は誰よりも 弱いこと、俺は知ってる きっと、黄依はもう 限界なんだと思う あんな奴等のために 寝る間も惜しんで 仕事してることも知ってる 俺達は、黄依が頑張ってること ちゃんと知ってるよ でも、これ以上はもう 見てられない。 「俺達が、なんとかしないと…」 黄依、 黄依は、俺達が守る。 だから、もう無理しなくて いいんだよ? もっともっと、頼ってほしい そう願うのは ワガママなのだろうか
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