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そうして、
いいんちょーと別れた俺は
結局、寮の自室に
戻ることにした。
ひとりになった途端、
襲ってくる不安感。
もし、また
誰かに襲われたら?
生徒会が…
リコールされたら?
俺は、どうしたらいい?
そんな考えが頭を過る。
でも…
どんなに考えたところで
きっと……
俺には、
何も出来ないんだ。
頑張ったって
何も変わらない
…変えられない。
どうしようもなく
自分は無力なのだと、
気づいてしまった。
それなら、もう
何も考えたくない。
何もしたくない。
「もう、疲れちゃったなぁ」
気づけば俺は、
屋上へと歩き出していた。
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