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「美田園!!」
「……ッ!はぁっはっ」
勢いよく起き上がる。
背中に汗が伝った。
あれは…
……ゆ、め…?
(………いや、違う…)
「美田園…?」
「……っ」
あれは…
紛れもない"現実"
…変えることの出来ない
俺の"過去"
「なんで、皆…
いなくなっちゃうの?」
小さな声で呟く。
……ぜんぶ、ぜんぶ…
思い出してしまった。
「………なんで?
俺っ…俺……
…いっつもいい子で
いたのに……」
情けない程、声が震えた。
…視界が滲む。
手で顔を覆うと、
いいんちょーに
抱き締められた。
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