1/5
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/5ページ

時代の流れが異なり、4つの国に分かれ内戦が続く90年代の日本。 争いの発端は「蒼宝」と呼ばれる、北の山で発見された特殊な石だった。 蒼宝は実質的には生物に近く、日光に当たると黒く染まり、ただの砂になる。しかし、あらゆる機械に組み込むことで永久機関となり、また、莫大な電力を発することができ、日の無い夜間にしか使用できないとはいえ、国の経済を支え、富を生み出した。 しかし、人々はこの力を求め、奪い合うようになる。最初は小競り合い程度だったが、争いの火種は徐々に拡大し、ついに内戦にまで発展し、ひとつだった国は4つに分かれた。 そんな中、鳥の国で数人の赤子が生まれた。 兵器として生まれた。
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!