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警察官のなかで、指揮をとっていた女刑事が、僕に近寄ってきた。
「鈴木圭一郎くん…だよね。ちょっと聞きたいんだけど。この死体を見つけた時、何か怪しい人とか見なかった?」
怪しい人、って犯人だよな。
「いや、僕が歩いている時は人が誰もいなかったから…。そんな人はいなかったと思う。それに辺りも暗かったから、良く見えなかったし…。」
「そっか…。わかった、ありがとう。」
今日は、遅いからもう帰っていいよ。
と、言われ僕は学校付近にある交番の、お巡りさんに家まで送りとどけてもらった。
僕が帰ってくると同時に、リビングから父さんと母さんが、慌てて出てきた。
きっと凄く心配してくれたのだろう。
「今日は、もう早めに寝なさい。」
母さんにそう言われ、僕は部屋に入り制服から、部屋着に着替えそのままベットに潜り込む。
僕の頭のなかでは、先ほどの光景が何度も何度も思い出せれる。このままでは、寝れそうにない。と思い、何か楽しい事はないかと、考え始めた。
そういえば、明日転校生が来るとか来ないとか…。あれ?どっちだっけ…。
いろんな事を考えているうちに、事件の事など忘れ、何時の間にか眠りについていた。
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