能力へのあきれ

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能力へのあきれ

なんだ つまらない… そう思ったのは 高校の二年の後半ぐらいだった 見える未来がうっとおしくなったのだ 誰が誰のこと好きなのかいつ告白するのか 相手はどう答えて そんで いつ別れるのか 結婚するのか 勉強でも答えはいつも分かるしおかげで人間として成長しないのだ… 自分の未来はせいかくにはみることができない これがこの能力の大きな弱点だ 自分のやり方で 未来がコロコロ変わってしまうんだ… 俺はすごい疲れていた 死のうとだってした でも見える未来は 死ぬのを止める自分が見えるのだ 単に言えば 自分はどれだけ強く死のうと思っても死ぬことのできないただの臆病な奴なのだ… それを知って自分がいやになった そんなとき 違う友達からまた 恋愛相談にきた…
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