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なんとなく暇やった。しげに呑みに行こう誘ったけどバイトやねんって断られた。やから一人で繁華街をうろつき歩く
偶然やったのか、
あの時の女がすれ違った気がして
智洋「あのっ!!」
「え、?」
智洋「この間、ぶつかりましたよね?」
「…あ!あの時の!」
やっぱり彼女や。
偶然すれ違った彼女はあの時の女やった。
智洋「あの、良かったら連絡先教えてください」
「あたしなんかで良かったら!」
赤外線で連絡先を交換した後、こんな物まで貰った
智洋「…名刺、ですか?」
「あたしが働いてるお店です。良かったら遊びに来てくださいね!」
名刺に書かれた名前は『ルナ』
源氏名ってやつやろうけど、彼女の名前はルナ
「じゃあ、また連絡してください」
そう言った彼女はあの時みたいにまた繁華街の中に消えていった
智洋「…ルナ、か」
やっぱり見覚えがある気がした
彼女の顔は化粧が濃かったからよくわからへん
けど、きっと美人なんやろな
そんな雰囲気がした
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