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大毅「なーっ神ちゃん次あそこ行こうや」
智洋「まだ行くん?」
大毅「まだ呑みたりひん」
神山智洋、18歳
まだ高校を卒業したばかりで、美大に通ってる
中学からの友人の重岡大毅とは仲が良くて俺と同じ美大に通ってる
大毅「彼女欲しいなあ」
一気に酒を呑み干したしげが呟いた
智洋「まあなあ」
大毅「神ちゃんモテるやん、はよ彼女作り」
智洋「しげに言われたないわー。美大一のアイドルが何言ってんねん」
大毅「俺最近ハマっとるのがあってん」
智洋「なんやねん」
しげがにやつきながら呟いた
大毅「風俗」
智洋「…あのアイドル重岡くんがこんなド変態やなんてみんなが泣くわ」
しげはもう呑みまくったと満足したので店を出てネオンの看板が目立つ繁華街を歩いていた
ドンッ_____
智洋「いったっ」
「っすみません!大丈夫ですか?」
誰かにぶつかったと思い顔を上げれば恐らくいかにも風俗関係の仕事をやってそうな女が立っていた
茶髪の強い巻き髪に赤の派手なワンピース、白いコートを羽織り高いヒールを履いた女
智洋「いやっ俺こそすみません」
「いえっ、じゃあ あたし急いでるので」
そう言った女は人混みの繁華街の中へと姿を消した
大毅「今の子、絶対キャバ嬢とか風俗の子やんな!てか可愛いかったやん!」
智洋「…風俗、か」
大毅「なに?神ちゃんも試したいん?」
智洋「そんなんちゃうけど…」
何故かさっきの女が頭から離れなかった
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