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智洋「そろそろ帰るかー」
大毅「せやなあ、夜からパーリナイやし」
珍しく図書館でしげと二人、勉強をしていたら時刻は5時
図書館を出て駅に向かうと、見覚えのある顔
智洋「…」
大毅「あ!あれ夕ちゃんや!夕ちゃーん!!」
夕「あれ、重岡君と神山君!」
大毅「久し振りやなあっ!てか夕ちゃんますます可愛くなったんちゃう?」
夕「お世辞やめてや(笑)」
高校時代の同級生、小瀧夕。
俺としげとは生徒会で一緒やった彼女は常に成績はトップで容姿端麗な所謂美少女。大学は関西でも賢い所に進学した。
控えめな感じやけど男女問わず人気があって、しげなんか夕がお気に入りやった
大毅「夕ちゃんこれから暇?」
夕「ごめん、あたしこれからバイトやねん」
大毅「なんのバイトしてるん?」
夕「…スタバ!どこかは言わへんけど」
大毅「えー!てか今度遊ばへん?」
この二人、高校三年の時両思いやったねん
でも結局卒業してバラバラになって、今に至るって感じで。
やからこの二人の仲には入って行く勇気がない
夕「神山君?」
智洋「…え?」
夕「どないしたん?元気ないけど」
智洋「いやっ、なんもないで」
夕「なら良かった。それならあたしもう行くね!」
手を振りながら別れを告げた彼女は街中へと歩いて行った
大毅「本間に相変わらず可愛いかったなあ夕ちゃん」
智洋「…せやな」
誰も知らへん
俺が密かに夕が好きやった事
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