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次の日から、教室に大地はいなくなった。
今まで1回も学校を休んだことがない大地が、今日はいない。
悠香は、心に何か寂しさが感じられた。
「悠香!元気出して!」
幼稚園の頃からの大親友の川内柚梨。
柚梨は、悠香が大地を好きなことも知っている。
「大地は強いから!病気なんかに負けないよ。じゃあ、今日また病院行こうよ?私も大地に会いたいから!」
悠香は、柚梨の言葉で少し安心感を取り戻した。
「そうだよね!大地は強いんだ。」
笑顔を取り戻した悠香を見て、柚梨もつられて笑顔になった。
悠香はそれ以降、授業の内容も頭に入っていない。ただずっと、大地のことばかり考えていた。
大地、空を見てください。
雲1つない快晴です。
こんなにきれいに澄みわたっている空を見ても、私の心はどしゃ降りです。
大地。
私にとってあなたは1つの輝きです。
その輝きは、今日教室にはありませんでした。
神様、1つの輝きを、私の希望を奪わないで下さい。
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