1人が本棚に入れています
本棚に追加
2012/02/10 AM07:55
警視庁 刑事課
「……はぁ」
刑事A『どうかしたんすか、先輩』
「…あぁ?」
刑事B『やめとけ、今は機嫌がマジで悪そうだ』
刑事A『また、例の奴らっすか』
刑事B『たぶん、そうだろ』
「あぁ、畜生、何で刑事部の俺があの二人組の起こすことに引っ張られなきゃならねえんだ!普通生活課の奴らの仕事だろうが」
刑事A『とうとうキレたっすね』
刑事B『そりゃキレるだろ、何たって刑事部の中でも抜きん出てるのに、出世しにくいって事の一因は件の奴らなんだから、ってか、今回は何だったんだ?金沢』
「路地裏で乱闘騒ぎだよ、証言者全員があいつだって言いやがった」
そんな、どこか暢気な雰囲気を打ち消すように
刑事部のスピーカーに次のような一報が入る
『事件発生、事件発生、場所は聖マリエナ女学院、現状の明確な情報無し、女子生徒が遺体で見つかったの事、至急現状に向かわれたし』
「事件だ、行くぞ!」
刑事『はい』
場所 聖マリエナ女学院
2012/02/10 AM10:30
「で、現状は」
『女子生徒が遺体で見つかりました、場所は校内の三階の教室です』
「目撃者、いや、通報者は?」
『はい、この学校の三十代男性教諭です、ただ他にも現状を見た者がいまして、第一発見者は女子生徒が、次に悲鳴を聞いて駆け付けた女性教員、で、その後駆け付けた男性教諭が通報を……で、ここが現場です』
「随分と広い校内だな」
『お嬢様学校ですし、一応ここ寮生活が基本ですから、敷地も広いんですよ、有名ですよ、この近辺じゃ』
「それじゃ入りますか」
現場前のシートに手を掛けようとすると中から人が出てきて
ギンジ『誰だ?』
GM『警察の鑑識さん辺りにでもしておいてください、ただし、知り合いで』
「おお、なっちゃん、あんたも出っばってたのか」
『ああ、まあね、検死に回すなら手間が省けるって事で呼ばれたのよ』
そう宣わっているのは
中村 棗-ナカムラ ナツメ-
鑑識官であるとともに検死官としても有望な女性である
「んで、中は」
棗『……行けば解るわ、行きましょ………ただし、吐かないでね』
そう言って、ブルーシートをめくり中へと入っていく
少々怯みながらも後に続いて、銀士も入っていく
入った途端、鉄臭く、様々な臭いが混在しており悲惨さが伺えるだろう
そして棗の居る方に目を向けると
少女の遺体がそこにはあった
"縦に四つに別れた"状態で
最初のコメントを投稿しよう!