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始章 ~三分裂き~ シショウ サンブザキ
2012/02/10 AM02:56
場所 聖マリエナ女学院
草木も眠る時刻に学園の教室から仄かな明かりが出ていた
だがそれは少ししてから消えてしまった
誰にも見咎められずに、
そして再び辺りは闇に染まった
同日
聖マリエナ女学院の教室から無残な死体が発見された
ミコト『GM、誰によって発見されたんですか』
GM『そうですね、ダイスで決めます?1D3で』
……4(2:生徒)
普段より早く来た一人の女子生徒
それは普段の教室のはずだった
でも、今見えるものが現実を塗り潰して
「キャーーーーーーーーー……」
その絹を裂くかのような悲鳴は明け方の学園にこだました
GM『ここでこの学園の話は終了にしたいのですが』
ミコト『私の出番は?』
GM『さっきのダイスで1になってたら貴女が発見、SAN値を削れたんですけどね』
ミコト『では、現場は見れない?』
GM『んー、見たらSANチェックですけど良いですか?』
GM『では、了承されたので……』
悲鳴を聞いて真っ先に駆け付けたのは
この学園の教師でもある御厨命であった
「どうしたの?何があったの」
顔を強張らせながら、壁に体を預けている生徒に話し掛ける
「あ、あ、あれ」
指を指すのは目の前にある教室
貴女は訝しみながらも教室に向かっていく
ミコト『GM、教室の中の死体はどんな状態ですか?』
GM『……んー、何故知りたいのですか?』
ミコト『状態が酷ければ異臭なんかが立ち込めるかと思うんですけど』
GM『そうですね、見てもらうのが一番ですが、』
彼女は教室に近付くに連れ、生臭い臭いが鼻をついて来ていることに気がつく
「(何この臭い)」
GM『何かしますか』
ミコト『知識ロールから何の臭いか判明は』
GM『許可します』
ミコト
知識(65)……65<成功>
GM『……また、稀ですね、まあ良いでしょう』
命はその臭いが血の臭いであることに気付き、急ぎ教室の中へと入った
そして目に飛び込んできたのは
GM『幸運ロールどうぞ』
ミコト
幸運(65)……34<成功>
大量の血液と何かだった
GM『はい、SANチェックです』
ミコト
SAN(65)……07<クリティカル>
GM『では、命はソレが何なのか、認識する前に意識を失った、ただ、何か別のものを視界の端に捉えたような気がした。……本当はもっと削ろうと思ってましたが、成功判定が出ましたのでSAN値は-1で、ちょっとしたヒントは与えています』
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