いなくなったアイツ。

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ふと。 なんとなく顔を上げる。 自分が向かい合っている デスクの向こうの窓の外には、 真っ白な雲が浮かんでいた。 まるで、雄大の身体みたい、なんて。 考えてしまう自分がいて。 そんな自分の頬をぺちん、と叩いて仕切りなおす。 今は仕事の途中だ。 余計なことは考えないで、集中集中……。
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