いなくなったアイツ。

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あぁ…結局雄大については 何も有力な情報は得られなかった。 やはり課長なんて言う堅物に 聞いたのが間違いだったのだろうか。 そんな俺に、周りの社員たちの 哀れみの目が、一斉に こちらに向けられる。 まぁそれは時折嘲笑だったり 嫌悪だったり色々な感情があるのだけれど。 俺にはちっとも気にならない。 それよりも、雄大だ。 いつも、黙って 俺のそばにいてくれた雄大。 共にした、あの夜。 俺を紳士に受け止めてくれた、あの日。 俺たちは、つながったと 思ってたのに…。 あぁ、何故今日に限って何も言わずにいなくなる?
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