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3&9には3クラスある。
俺が入っているのは仲間も実力もまだ足りなくて基礎から勉強しているイエロークラス。
その上は仲間が揃い、事件活動を任せられる実力があり、しかも基礎よりすこしレベルの高いことを教えてもらえるのがレッドクラス。
一番上は仲間との活動が優れていて、事件活動もかなり上達して一人前になった人がこのクラスに入れる。いわば、リーダー的存在になるってことだ。
イエロークラスの授業を担当したりもしている。
「…よし」
俺より後に入った奴ら(年上しかいないが)はもうレッドクラスとかシルバークラスに行ってしまった。
まぁ…落ちこぼれって奴だな、俺。
「いってきまーす」
「いってらっしゃい!気をつけるのよー!」
理枝子さんの声だけ聞こえた。
「はーい」
俺は鞄を持ってセンターを出た。
------…
「おっはよー龍騎!」
「おっす!本田!」
話かけてきたのは俺のクラスメート、本田亮介(ほんだりょうすけ)。
ノリがよくていつも絡む相手だ。
「昨日の提出課題、やったか?」
「そんなのあったっけ?…まぁ、いーや!どうせやんないし!」
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