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パァーーン。
普段は静かで閑散とした港町に
銃声が響き渡った。
ドサ、という人が倒れた音もした。
今はもう廃墟となったビルの屋上に
人影が見える。
金髪のロングヘアの少女と
黒髪のショートカットの少女の2人だ。
少女といっても、
歳は１０代後半くらいだろう。
2人は屋上から下を覗き込む。
夜のため辺りは闇に包まれている。
外灯もないため何も見えない。
しかし彼女たちの目には見えていた。
屋上から１５m下の路地で
男が倒れて頭から血を流しているのが。
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