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時間が過ぎ、
カタストロフィ当日の朝。
蓮「とうとう来やがった…」
蓮は昨晩、眠りにつくことができずにいた。
そして、朝を迎えた。
シャァァ
自室のカーテンを開けた。
蓮「なっ!?」
すると、目の前に写りこんだ光景に驚かされた。
蓮「空が…」
普通、空の色は青だ。
曇りなら灰色だが、今日はそのどちらでもなかった。
片所「とうとう始まるのかよ…」
片所は今、自室で空を見ながら呟いた。
プルプルップルプル
ピッ
片所「もしもし」
蓮「片所…。空見たか?」
片所「見たよ。真っ赤だな…」
蓮「本当に始まるんだな…。カタストロフィが…」
片所「蓮。スーツどうなった?」
蓮「ねぇよ…。」
片所「とりあえず、今から蓮の家に向かうから待ってて。」
蓮「わかった…。」
プツッ
蓮「こんな時ににーちゃんどこいってんだよ…」
涼太は1ヶ月くらい前から家に帰ってきていない。電話も通じなく、連絡がとれずにいる。
蓮は右手に持っている黒球を見つめた後に
蓮「はぁ~。久々に暴れるか…」
もう一度空を見上げ呟いた。
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