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「ほんと弱そうね♪」
そう言う1人の女の子。
15歳くらいだろう。
髪を真っ直ぐたらしたロングヘアの綺麗な白髪をしている。
「はっ!俺だけで充分だろ!!」
そう言う1人の男の子。
この子も15歳くらいだろう。
短い髪をツンツンに跳ねさせた白髪だ。
「じゃあ、任せるわ…」
そう言う1人の女の子。
15歳くらいだろう。
両手で分厚い本を持ち、ひたすら読んでいる。
ショートヘアで白髪。眼鏡を掛けていた。
蓮「・・・・あいつらか」
拓「だな」
片所「なんで?なんで?」
蓮「僕たちが見えてる…」
拓「周波数を変えたんだ。普通の人間には見えるはずがねぇ」
片所「なるほど♪」
蓮「ここは人が多いから戦いたくない。1回退くんだ。」
拓「せっかく暴れれると思ったのに…」
神山「ん~♪」
片所「しょうがないな…」
ダンッ
ダンッ
片所・拓・神山は後ろに跳躍して敵から離れた。
最後に蓮が跳躍しようとした。が、
「あらあら。逃げようとしてるわよ。ステロ。」
ステロ「逃がすかよ!!」
ヒュッ
蓮「なっ!?」
見えなかった…
移動する動作がなかった…
いきなり蓮の目の前に先程の男の子が現れた。
蓮「くっ!!」
すぐに後ろに高く跳躍した蓮。もちろん敵から視線をずらしたりはしなかった。
ステロ「だから…」
ヒュッ
蓮「なに!?」
だが、視線の先から少年がまた消えた。
ステロ「おせぇ・・・」
蓮「は?」
次の瞬間、少年は蓮の後ろにいた。
ガンッ
蓮「ぐはっ」
ズドンッ
背中を叩かれ、蓮は空中から地面に叩き落とされた。
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