第2話 「カタストロフィの幕開け」

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「ほんと弱そうね♪」 そう言う1人の女の子。 15歳くらいだろう。 髪を真っ直ぐたらしたロングヘアの綺麗な白髪をしている。 「はっ!俺だけで充分だろ!!」 そう言う1人の男の子。 この子も15歳くらいだろう。 短い髪をツンツンに跳ねさせた白髪だ。 「じゃあ、任せるわ…」 そう言う1人の女の子。 15歳くらいだろう。 両手で分厚い本を持ち、ひたすら読んでいる。 ショートヘアで白髪。眼鏡を掛けていた。 蓮「・・・・あいつらか」 拓「だな」 片所「なんで?なんで?」 蓮「僕たちが見えてる…」 拓「周波数を変えたんだ。普通の人間には見えるはずがねぇ」 片所「なるほど♪」 蓮「ここは人が多いから戦いたくない。1回退くんだ。」 拓「せっかく暴れれると思ったのに…」 神山「ん~♪」 片所「しょうがないな…」 ダンッ ダンッ 片所・拓・神山は後ろに跳躍して敵から離れた。 最後に蓮が跳躍しようとした。が、 「あらあら。逃げようとしてるわよ。ステロ。」 ステロ「逃がすかよ!!」 ヒュッ 蓮「なっ!?」 見えなかった… 移動する動作がなかった… いきなり蓮の目の前に先程の男の子が現れた。 蓮「くっ!!」 すぐに後ろに高く跳躍した蓮。もちろん敵から視線をずらしたりはしなかった。 ステロ「だから…」 ヒュッ 蓮「なに!?」 だが、視線の先から少年がまた消えた。 ステロ「おせぇ・・・」 蓮「は?」 次の瞬間、少年は蓮の後ろにいた。 ガンッ 蓮「ぐはっ」 ズドンッ 背中を叩かれ、蓮は空中から地面に叩き落とされた。
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