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急に声が聞こえたと思えば、勢いよくドアが開いてまた知らない男が入ってきた
r「慎!!」
S「こんにちは!俺は慎。えっと、瑠のマスターでーす!よろしくね、悠ちゃん!!」
Y「ゆ、悠ちゃん…。」
悠ちゃんなんて誰にも言われたことがなくて動揺しているうちに二人はどんどん話がヒートアップしていって…
r「慎…貴様、まさか!?」
S「へへっ、そのまさか!! 我の名前は慎。瑠のマスターとして命ずる。瑠をあるべき姿へと戻せ!」
r「バカ慎ー!」
瑠の叫びと共に瑠の足元から雷が発生して、次第に瑠を覆っていく
そして、ボンっていう音と同時に現れたのは…とぐろを巻いた龍だった
S「俺が、見たまんまの名前をつけちゃったから瑠は元の姿に戻るのが恥ずかしいみたい。すごくきれいなのにね!」
金色の龍に見とれていたら隣からそんな言葉が聞こえた
隣を見ると慎は愛おしそうに瑠を見つめていた
…慎はちゃんと守護霊のことを大切に思ってるんだ
r「貴様、いい加減にしろ!」
S「あれ?もう自力で戻っちゃったの?」
r「今日という今日は許さん!!」
二人がケンカしてる様子を見ていて思わず笑ってしまった
だって、何だかんだ言ってお互いを大切に思っているのが分かるんだもん
瑠が、うらやましい…
俺もそうやって楽しく暮らしたかった
少し悲しみに暮れてるとドアが開いて、零くんが入ってきた
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