File 00

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作者目線 暗闇が支配するなか 月の光だけが存在していた 「やめて、ください。」 「お前のマスターは誰だ?」 「…南雲様です。」 暗闇の部屋の中、茶髪の青年は足枷をされて涙を流していた そんな青年を見下ろすように男が立っている 「お前の使命はなんだ?」 「マスターに魔力を与えること…です。」 「そうだ、お前は私に従っていればいいんだ。」 「しかし、これ以上は…。」 僕の命が… 青年の言葉は聞き入れられることなく、男…南雲は座り込んでいる青年の高さに合わせるようにしゃがんだ 「悠…。」 「…ぁっ、マスター。」 そして、だんだん近づく南雲に青年…悠は抵抗しなかった 「そこまでだ。」 あと少しというところで地を這うような低い声がした
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