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「誰だ!」
南雲はその声に反応して立ち上がり、声がした方に振り返るとそこには白い服に身を包まれた男が立っていた
その男の手には柄頭から長い蒼い布が垂れている日本刀があった
「姫を助けにきた。」
「貴様、ナイトのつもりか!?」
「ふふふ、拐われた姫を悪魔から取り返しにきた。とでも言おうか?」
「貴様に、悠を取られるものか!! 弾け、火弾!」
「噛み砕け、水狼。」
南雲の言霊に反応した火の玉は男の言霊によって相殺していく
「くそ、…焼き尽くせ、火竜!」
「無駄な足掻き…呑み込め、水蛇。」
南雲が出した竜を蛇が呑み込んでいく
火と水がまたしても相殺して、部屋は水蒸気に覆われる
「チェックメイト。」
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