出逢い

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「うわぁ緊張する」 「そんなに?あたし若菜と一緒だし、あんまかな」 少し強気に言ってみる。 「ありえないー!っていうか体験入部いつだろうね」 「まだ先でしょ?それより良い男子いないかな?」 若菜は笑いながらわたしに言う。 かなり、話題が逸れたような気もするが、高校から始まる恋もあるわけだし、気になるのは当たり前。 「結構レベル高いし、ガリ勉ばっかりだったりしてね」 「いやだよ~!やっぱりイケメンがいっかなぁ」 「イケメンかぁ…」 「そうだよ!理保言ってたじゃん。テナーサックス吹いてるイケメンがいたら好きになるって」 「そんな人いたらいいけどね」 あくまでもわたしの理想。 でもそんな人がいたら絶対に惚れてしまう。 しかもサックスを吹いてる姿だったらなおさら。 .
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