0人が本棚に入れています
本棚に追加
「うわぁ緊張する」
「そんなに?あたし若菜と一緒だし、あんまかな」
少し強気に言ってみる。
「ありえないー!っていうか体験入部いつだろうね」
「まだ先でしょ?それより良い男子いないかな?」
若菜は笑いながらわたしに言う。
かなり、話題が逸れたような気もするが、高校から始まる恋もあるわけだし、気になるのは当たり前。
「結構レベル高いし、ガリ勉ばっかりだったりしてね」
「いやだよ~!やっぱりイケメンがいっかなぁ」
「イケメンかぁ…」
「そうだよ!理保言ってたじゃん。テナーサックス吹いてるイケメンがいたら好きになるって」
「そんな人いたらいいけどね」
あくまでもわたしの理想。
でもそんな人がいたら絶対に惚れてしまう。
しかもサックスを吹いてる姿だったらなおさら。
.
最初のコメントを投稿しよう!